2008年5月12日 (月)

マヌカハニー?って、何!

 外来化学療法室で患者さんと話しているときに、こんな質問がありました。

患者さん 「これって、飲んで良いの?」

薬剤師 「どれが名前かな? UMF?違うかな。

 あっ、これね。 MANUKA HONEY? マヌカハニーかな?」

「ちょっと調べてから、返事するね。ちょっとお時間いただけますか?」

慌てて、戻りインターネットで検索。

結構、患者さんが持ち込む健康食品や薬品の調査は多く、海外のものも少なくありません。

私の勉強不足もあるかもしれませんが、結構知らないものを持ってくる場合もあります。医師からの問い合わせも多いですね。

これを推測で答えると後で問題になるので、確定する事が大切になります。

今回は、メジャーなものであったので、調査も早く済みました。

薬剤師 「これは、マヌカハニーという蜂蜜ですね。ニュージーランドに自生するマヌカの木から採取される蜂蜜で、UMFというのは殺菌の力を示しています。

数値が高いので、結構高いものじゃないですか?」

患者さん 「そうそう、もらいものだけど結構高いらしいのよ。」

薬剤師 「そうでしょうね! ○○さん、体を気遣ってもってきてくれたのでしょうね。

このマヌカハニーは、ヘリコバクターの除菌などに効果があり胃潰瘍や胃がんの予防に効果があるといわれていますが、あなたの癌は○○なので、残念ながら効果は期待できませんね。」

患者さん 「やっぱりね。」

薬剤師 「実はもう一つ問題があるのです。○○さんは糖尿病ですよね!」

患者さん 「はい。」

薬剤師 「ハニーって、ハチミツなんですよ。」

患者さん 「はあ!」

薬剤師 「ハチミツって、糖分が高いですよね。これは日本語で書かれた説明書ですが、ここに糖尿病の方は、ご遠慮ください。って書いてありますよね。」

患者さん 「そうですね。分かりました。」

実際には

今回のように、はっきりダメですよ。というケースは少ないです。

私達の病院では否定するのではなく、特に問題がなければ試してもらい、「治療しよう!」という意欲を尊重したいと考えています。

ただし、これに頼ってしまって治療に来ていただけなくなると、本末転倒となってしまうので、その辺りの説明(治療に関するエビデンス等)は充分する必要があると思っています。

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2008年5月11日 (日)

ハミガキの成分って?

 ハミガキって、普段の生活の一部になっています。

しかし、口腔ケアと言うのは、医療面からも非常に大切なものなのです。

入院中の患者さんの口腔ケアに力を入れている病院も沢山あります。

 今回は、ハミガキの成分の話です。

湿潤剤・清掃剤・発泡剤・香味剤・粘結剤・清涼剤・薬用成分などが基本的な構成です。

 湿潤剤・・・適度な湿り気を与えます。ソルビット、PGなど

 清掃剤・・・葉の汚れを落とします。カルシム顆粒、無水ケイ酸など

 発泡剤・・・口の中のハミガキを行き渡らせます。ラウリル硫酸ナトリウムなど

 香味剤・・・におい・味などと調整します。サッカリン、キシリトール、各種の香料など

 粘結剤・・・成分の分離を防いで、適度な粘性を保ちます。カルボキシメチルセルロース

 清涼剤・・・気分よく歯磨きをさせます。 エリスリトール、メントールなど

また、薬用成分としては

 虫歯予防---フッ化ナトリム、MFPなど

 出血防止---トラネキサム酸など

 炎症防止---グリチルリチン酸、アミノカプロン酸など

 殺菌作用---IMPM、塩化ベンゼトニウム、塩化ピリジニウム、トリクロサンなど

 血行改善---酢酸トコフェロール(ビタミンE)など

 歯石予防---ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムなど

 冷たいものがしみるのを防ぐ---乳酸アルミニウム、硝酸カリウムなど

 口臭防止---LSS、ヒノキオールなど

その他の成分が混ざっている場合もあります。

ハミガキ粉は、実に多くの化学物質が混ざった商品なんですよ!

トゥースホワイト シュミテクト プロエナメル 110G

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2008年5月10日 (土)

日本脳炎ワクチンの現状はどうなっているの?

 小児科の医師から、質問がありました。

「そういえば、日本脳炎ワクチンって、どうなっているの?

打ちたいって患者さんが来ても、断っているんだけど・・・」

っという電話を他の薬剤師が受けたそうで、私に話が回ってきました。

あっち、こっちに電話をかけ、調査した結果はこんな感じでした。

 当院のように武田製品のみを取り扱っていた病院では、他社の日本脳炎ワクチンは入手できません。(武田製薬は既に現行の日本脳炎ワクチンを製造中止しています。)

つまり、日本脳炎ワクチンを接種したいという患者さんには、他院を紹介するしかないのです。

問題は紹介先ですが、一番確実なのでは各県の予防接種センターです。

これは、”県名”と”予防接種センター”で検索をかけると該当の施設が分かります。

ところが、予定があわない・遠くていけないなどの意見がよく聞かれます。

そこで今回、日本脳炎ワクチンを取り扱っている一部の会社に、事情を説明して、取り扱い可能な病院や医院を教えてもらいました。

私の病院の周りにも、いくつか対応できそうな開業医さんが見つかりました。

ちなみに問屋さんにも問い合わせをしましたが、組織的に把握しているわけではないようで、回答が帰ってきませんでした。(結構、つめたい対応でした。)

なお、新しい日本脳炎ワクチンについては、阪大微研-田辺三菱製薬が一歩開発が進んでして、順調に行けば来年夏ごろに販売される?という情報を入手しました。

また、ダメになるかもしれませんが・・・

一方、武田薬品はかなり遅れを取っていて、現在のところ何時発売されるか全く不明です。

各社の動向を調査しつつ、対応する必要がありそうですね。

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